色眼鏡レポート

虹彩がこうなんだから仕方ないとこある

室内温度にあてられて冷えた毛先

 シャワー中考えること、足ふきマットの上で消去される。

 

 自分の思想への決着や、その日の出来事へのベストアンサーを、二畳にも満たない風呂場で考える。そんな癖がある。自分だけの部屋がない私にとっては、30分程度の身を清める時間こそが、一人きりでのプライベートタイムと言えるのだ。浴槽に湯を溜めることを億劫と思う怠惰根性によって短さを助長されてはいるが、頭皮と共に思考もきれいになるというわけだ。

 この記事の冒頭文を風呂上り後のいくつかの必要動作後に打ち込んだわけだが、見事空っぽ頭になった。年季の入った吸水性が衰えた足ふきマットが、9割ふき取ってくれたのもあるが。

 風呂場くらいの狭さの私室があれば、いつでも思考整理をしやすいのでは?

そう考えもしたが、風呂場でシャワーをする、ルーティンのある動作も込みであることはあっさり考え付いた。

 

それはそれとして、私室はそろそろほしい。