2023-01-01から1年間の記事一覧
趣味:邪推 この趣味欄を見て、 『友達になりたい』だとか 『もっとよく知ってみたいなこのひと』とか ならんでしょう!!!!!!! そう、私の目に焼き付いたこの色眼鏡は、脳に直接結びつき、邪推によってストレスを感じさせ、汚いホコリとなってアウトプ…
休日をすりこぎ棒ですり潰すのが趣味だ。 夜。飲み終えたマグカップを、銀のシンクの谷底へ置くと、1日が終わる心地になる。使い古した我が家のシンクが、白色に照らされながら鈍く照り返すのを、目にも映さず背を向けた。 3月いっぱいで仕事をやめ、年間で…
気づけばまた一年、美容師に会ってない気がする。 美容師に施術されている時にする会話を、『人生で一番ためにならない』と言う人がいる。 私自身も、記憶に残っている美容師との話といえば、貸し出されたタブレットで競馬誌ギャロップを読んでいた時に反応…
何も生み出さず受け取るだけ、に苦しむのは、なんと愚かなことか。 小説を綴る機能が備わったタイプの人間なのだが、生来の気分屋気質と、凝り固まったこだわりによって、油を指しても動かないものになっている。そう、私は創作物を、生み出すことができるも…
疑うべきは自分。その本能だ。 おそらくの話だ。私の家系、それも牝系は、パートナーを選ぶ目がない。 家人こと我が母は、ひそかに金を借り、苦し紛れの嘘をつき、果ては所属していた職場の契約金を無くしてクビになり、あの世へ逝った。 母の妹は、精神が弱…
感覚を知覚するのに優秀すぎる。 手を繋ぐ、という行為と縁がない。 そのためか、他人の手の感触にすこし恐れのようなものを抱いている。 いつか、抵抗がなくなって、その恐れが拭われるのか。 それが例えばパートナーなら、その手の温度に心ときめくのだろ…
背を、丸めて丸めて、ぎゅっと目を瞑る。 目には見えない心には、人の赤子程度の大きさの穴が空いている。自分の身を抱き締めて、どうしようもないほどぽかりと空いた穴の、大きさを確かめてみる。ちょうど、愛用のブタさん型ぬいぐるみをすぽりと納められる…
花なんて買って渡せやしない 身近な人の『好きな物』は。たとえばドリンク。商品名などを記憶して、買い物中に見かけた時に「おっ」と声に出すなどして。買うべき物を見つけたかのような心地で買い物カゴに入れ、会えた時に渡せるように用意する。 『好きそう…
障害がなければないほどいいのだ、恋なんて。 人間、色々な恋をする。熱量、対象、様々だ。その恋の行先が、時として人格や人生にまで響くことを、私は許せない。 たとえば、男性体でかつ心も男性である人間の、恋愛対象が男の人間だったとして。彼の人生の…
いってらっしゃいの見送りは、後悔の無いように 生き物が生まれて死んでいく。当然の理の中、自分も生きている。 人間は無駄に物事を考え、予想する生き物であるため、あり得るかもしれないものに恐怖する。 また今日も、朝8時30分に出勤のため家を出た家人…
想像した結果怖がってちゃ、どうしようもない。 二面性。作品題材にしやすく、キャラクターに言動への信ぴょう性や整合性といった、深みを持たせるのには、大変使い勝手のいい特性だ。 さてこの二面性、性格や人格などというなんだか仰々しいものでなく、大…
自分の栄光を見つめ直してると、時間過ぎるのがとてもはやい。 自身の過去作たる大学の卒業制作小説。いざ読み返してみると、句読点のタイミングや一文の読み心地に赤ペンを入れたくなる。まあ、筆を置きっぱなしにしている今と比べると、随分見事に綴ってい…
たとえば、ショッピングモールの通路のタイル。その上に白い液状のものが落ちているとして。それが何である可能性が高いか。1人で歩いている時に目に付いた些細な物事に勝手な意味を見出す遊びを、もう何年も楽しんでいる。 今回の場合は、赤紫色の汁も付近…
シャワー中考えること、足ふきマットの上で消去される。 自分の思想への決着や、その日の出来事へのベストアンサーを、二畳にも満たない風呂場で考える。そんな癖がある。自分だけの部屋がない私にとっては、30分程度の身を清める時間こそが、一人きりでのプ…
運命すらないわ 『出会い』とは、人が夢を見る運命だ。 この時勢になる前から、バーであるとか、そういった未知と出会う機会が訪れるだろう可能性の塊に立ち寄らなくなってしまった。 『出会い』、しかもその頭に運命の、がつくようなものなど、本当にあるの…
人間は、人間の体の一部の味を知っている。 不摂生で口内炎はじめとしたデキモノ、潰した時に体液だったものや血液、皮膚の一部を口にしてしまう時があるかと思う。 それらを人間の体だと言ってしまえば、簡易人体食の完成だと思っている。 まあ、そんな旨味…
「わあ! あの人絶対......や!」 この定型文が頭に浮かぶ場面が多い日常。特に仕事中なのですが。 この定型文の数秒後に別の自分が脳内に踏み込んできて、 「なんやその偏見」 と一言、その後チョップを一発。 四半世紀とちょっと生きると脳内に何人も自分の側…
なんの日でもないけれど、いざ筆を、とはじめてみた。 おそらく唯一無二になれず、何かの上位互換にすらなれない。 毎日続けるくらいは達成したい、と思った。 ゑ